『学校ウサギをつかまえろ』岡田 淳 さく・え 偕成社


昨日、図書館に本を借りに行きました。

予約の本を受け取る前に『福袋があります!』というポスターを見かけました。

小学生向けは低学年、中学年、高学年の3種類。

中学年の福袋を借りてきました。

中には3冊の本。

どれも今まで読んだことのない本でしたが面白かったです。

息子が特に気に入ったのが『学校ウサギをつかまえろ』

夏休みの読書感想文、この本で書いてみたいなぁと思うくらい気に入ったそうです。


息子は忘れてるみたいですが、3年生の秋ぐらいだったかな?の全国テストのための授業(初めて受けるお子さん向けの)というのがあったのですが、そこで練習問題として岡田 淳さんの『びりっかすの神様』の文章が使われていて、私自身は機会があったら図書館で借りてみたいとは思っていました💦

思いがけず岡田 淳さんの作品を読む機会を息子に与えてもらい本当に良かったと思います。

この『学校ウサギをつかまえろ』は小学生(小学4年生の1月が舞台)の感覚というか気持ちというか、とても面白いです。
登場人物が絞られていてわかりやすく、悪い子は出てきません。
大人の視線だと家庭環境に問題を抱えていそうな子が何人かいますけど。

自分の行動を後ろめたく思う気持ち、他人を思いやる気持ち、友達と楽しいことを共有するうれしい気持ち、男子はほめてくれるけど女子にはけなされたり(男子あるある?)。

この年代ならではのちょっと複雑な気持ちや気づきがたくさん書きだされているような気がします。

章ごとに時計の絵で今の時刻が表され、小学生なら門限?とかもあってハラハラ感が倍増なのだと思います。

この本は絵も岡田 淳さんです。
小学校の図工の先生だったんですね!

本の後ろの方にあるその他の作品の紹介を見ていて、あ、これ子どもの頃、読んだことある!という本があるのに気がつきました。懐かしい…。